二人称縛り/固有名詞不可/性別不明
誰でも当てはまるよう頑張ったけど口調的には当てはまらない人の方が多い
(((´`)))
設定:ありがち。自分→思い人or大事な人
誰でも当てはまるよう頑張ったけど口調的には当てはまらない人の方が多い
(((´`)))
設定:ありがち。自分→思い人or大事な人
これは独白だ。
聞いてください。
最初はただの強がりだった。
戦場に立つと恐怖に支配される。
死ぬんだきっと死ぬんだアラガミに喰われて死ぬんだ。
ネガティブな感情だけが沸き起こる。
アラガミの鳴き声は嘲笑に聞こえる。
「 !!」
戦地に降り立った時、そう一言つぶやくだけで何となく強い者のように感じた。
本当に強い者であるかのような錯覚に陥れた。
怖くなくなった。
それなのに。
君と出会ってから、また恐怖に支配されるようになった。
待つ恐怖に。
帰ってくるのが少し遅いだけで心配になる。
まさか、そんな、きっと、いやもしかしたら………
…そう考えるとラッキーなのかもしれない。
まだ君が生きていることを知っている。
確か今日はミッションがないと言っていた。
なら、今日一日を何事もなく幸せに過ごすだろう。
君が死ぬ日を知らない。
君が死ぬことを知る機会はもうない。
君は、大げさに言えば永遠に生き続けることさえ可能なんだ。
薄れ霞みゆく意識の中で微笑みさえ浮かんだ。
ゴトンと鳴ったのは取り落とした神機の音だろうか、もう解らない。
腹から背中へと突き出たアラガミの鋭い尾を眺めながら
“痛いぞ馬鹿野郎”と罵って、満足げに目を閉じた。
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